特定有害物質、鉛及びその化合物 | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

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2013年

特定有害物質:鉛及びその化合物


鉛及びその化合物とは?

環境基準等

○土壌溶出量基準: 0.01mg/L 以下

○土壌含有量基準: 150mg/kg 以下

○地下水環境基準: 0.01mg/L 以下

特徴・用途 

は、鉄に比べて1.4倍重い元素で、青みを帯びた白色または銀灰色の光沢をもつ金属ですが、空気にふれると酸化されて鉛色に変色します。比較的柔らかく、加工が容易なため、古代エジプトやローマ時代から利用されています。また、その毒性も古くから知られ、紀元前370年ごろに、金属精錬作業者の腹痛の原因が鉛中毒であることが指摘されています。     

鉛は、主にバッテリー(蓄電池)の電極として使われています。バッテリーは、鉛と希硫酸の化学反応を利用して充電や放電を行います。この他、はんだの原料としても使われています。はんだは、鉛とスズの合金で、電子部品の接続材料の主流を占めています。     

また、狩猟の弾丸や釣りの錘にも一部使われており、野生生物への影響が問題となっています。なお、かつてはノッキングを起こりにくくするために、自動車のガソリンに鉛の化合物が添加されていましたが、現在ではレギュラーガソリン、ハイオクガソリンとも鉛の添加は禁止されています。     

鉛の代表的な化合物とその用途としては、以下のようなものがあります。

・一酸化鉛:屈折率を高めるためにガラスに加えられ、その含有率が24%以上のものはクリスタルガラスと呼ばれています。この他、蛍光灯やテレビのブラウン管、塩化ビニル樹脂の安定剤の原料などに使われています。

・二酸化鉛:バッテリーの電極に使われるほか、サッシ用パテや建築用シーリング剤に利用されるプラスチックを製造する際の硬化剤としても使われます。

・硝酸鉛:マッチや爆薬の原料として使われます。

環境中での動き

大気中では主に粒子で存在し、風や雨とともに地表に降下すると考えられます。鉛の粒子は非常に小さいため、遠くまで運ばれることが報告されています。

河川では、鉛やその化合物の多くは水に溶けにくく、主に水中の粒子などに吸着した形で存在していると考えられます。土壌中の鉛は、鉱物表面や土壌中の有機物に吸着するため、地下水への移動はほとんど起こらないと考えられていますが、鉛が吸着した土壌粒子が浸食されることによって、河川などに移動する可能性があります。水や大気中から検出される鉛には、人為的な排出のほかに地質に起因するものがあります。

以上が弊社のホームページに記載されている鉛及びその化合物に関する情報です。

鉛に関しては、お客様からよく自然に存在するものですよねと質問をいただきます。

まさにその通りで鉛は古くから人類になくてはならない大切な資源として使われながらも毒性があるものとしても知られています。

この鉛に限らず、そのほかの土壌汚染対策法で指定されている特定有害物質は人間の生活に密接にかかわっている、かかわっていたものが多くあります。

改めて、この有害物質とは何か土壌汚染とは何かということを知って、豊かな社会づくりをしなければならないと感じています。

大阪営業所 Y


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