7月 02

クリーニング、メッキ、樹脂合繊での土壌汚染調査~第1種特定有害物質に対する土壌ガス調査~


こんにちは

東京では6月末に梅雨明けが発表されました。観測史上初とのことで、今年の梅雨は短かったですね。

さて、今日は土壌ガス調査についてお話いたします。

土壌ガス調査を行う目的とは、第1種特定有害物質による汚染の有無を調べることです。

第1種特定有害物質とは、テトラクロロエチレンやトリクロロエチレン、ベンゼン等

の有害物質で、土壌汚染対策法では12項目の汚染物質が定められています。

ではどんな場合に土壌ガス調査が必要なのでしょうか。

一般的に第1種特定有害物質は溶剤に含まれていることが多くあります。

ドライクリーニングの洗剤やメッキ工場の脱脂溶剤、精密機械業の機械洗浄、繊維製品のシミ抜き、

印刷業の印刷製版など様々な業界で使用されています。

またベンゼンは揮発性や引火性が高いため、取り扱いには注意が必要です。

ベンゼンを扱う事業としては合成樹脂ゴム染料農薬を作る原料の製造を行っている工場や、

ガソリンにも、微量ではありますが、含まれているのでガソリンスタンドも土壌ガス調査が必要です。

一番身近なものとしては煙草の煙に含まれています。

とはいうものの、煙草を吸っている方がいるからといって土壌汚染につながるわけではありませんね。

ただ人体に有害(発がん性を有する)という面では同じです。

 

ここまでで、第1種特定有害物質がどのような業種で扱われているのかを紹介しましたので、

実際にどうやって調査をするのかをお話いたします。

土壌ガス調査とは、読んで字のごとく、土壌中のガスを調査します。

「土壌中にガス(気体)があるの?」

ということをよく訊かれますが、あります。砂と砂の間や、石と砂の隙間など、

土壌中にもガスが存在しています。

粘土質の土壌ですと目が細かく土壌ガスが吸いにくい事もありますが・・・。

調査の手法は、おおよそ直径3㎝位の孔を80~100㎝まで開けておき、

そこに土壌ガス採取管を入れて、密閉します。30分間放置し土壌中のガスが集まるのを待ちます。

孔内のガスを採取し、分析にかけ、土壌ガス中に第1種特定有害物質が含まれていないかを判断します。

土壌ガス採取概念図

この土壌ガス調査の特徴として、おおよそ900m2の敷地の土壌ガスを調査することができます。

(土質にもよりますが・・・。)

都内の民家兼工場のようなところでは、900m2もないところが多く、大体の調査でガスを採取する場所

は敷地内に1か所が多いと思います。

勿論、対象地内の複数箇所で有害物質を使用されている場合では、地点数が増えることとなります。

その調査で第1種特定有害物質が検出されなければ、その対象地には第1種特定有害物質による土壌汚染

はないと判断いたします。

先ほども例を挙げたように都内だと、敷地範囲が狭く、対象地以外から、土壌ガスを引っ張って

くることがあります。

その結果、土壌ガスが検出されてしまうことがあります。

その場合には実際に対象地から土壌を採取し、土壌を分析することになります。

実際に対象地の土を採取し分析することで、土壌ガスに含まれていた特定有害物質が対象地を汚染して

いるのかを調査することになります。

「なんでそんな二度手間を?」、「一回で土まで採取をした方がいいのでは?」

と感じてしまうのではないでしょうか。

僕もそう感じることがありますが、土壌ガスのみを調査する場合の費用と、

土を採取し調査をする場合の費用とでは、ガスのみを調査をする方が断然安いのです。

第1種特定有害物質が検出された場合、土壌ガスを調査し、土を採取するという二度手間でありますが、

検出されなければ、土壌ガス調査のみで『調査完了』となるのです。

当然、そちらの方が費用は断然お安くなります。

ガス採取調査については、当社HPの『土壌汚染調査の流れ』にて、

表層土壌調査の他に、クリーニング店様向け簡易土壌ガス調査の方でも紹介してあるので、

よければ、ご覧ください。

 

ジオリゾームでご相談いただいた案件に対して、最善の手法で調査をご提案致します。

土壌汚染調査のことでわからないこと、調査をした方がいいのか不安なことなど

どんなことでも構いません。ぜひジオリゾームにご相談下さい。

森上


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