土壌汚染調査対象物質PCBの毒性 その2 | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

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2019年

土壌汚染調査対象物質PCBの毒性 その2


みなさんこんにちは!

4月に入ってから寒い日が続きましたがやっと暖かくなりましたね。
昨日のブログでPCB(ポリ塩化ビフェニル)について取り上げていたので、PCBの恐ろしさにを更に深堀していきましょう。

大阪府のPCB廃棄物への注意喚起ポスター (>大阪府HPより引用)

PCBは主に電気機器(変圧器、コンデンサー、家庭用を除く照明用安定器など)の絶縁油等の用途として広く利用され、日本では1954年~1972年までの間に6万t生産されましたが、その毒性が社会問題となりそれ以降は生産されていません。日本では1968年に西日本一帯で発生したPCB中毒(カネミ油症)事件が有名です。この事件は食用油製造過程で熱媒体として用いられたPCBがパイプの穴から漏洩して食用油を汚染し、これを食べた人に被害が出たものです。

アメリカのミシガン湖ではPCBで魚が汚染され妊娠中にその魚を食べた母親から生まれた子供に知能と運動能力の低下が認められたようです。

PCBは含有製品の使用・廃棄の際に環境中に放出されて、その総量は世界で40万tを超えるといわれています。そのほとんどが分解されずに河川や土壌を汚染しています。PCBは特に生物濃縮されやすく、魚類の体内では高濃度に濃縮されるようです。

このように毒性が強いPCBの有害性に対して行政もなんとかしなければと動いています。現在、環境省では高濃度PCB廃棄物を期限内に処分しなければならない決まりにしており、未処分の場合は行政処分になる可能性があります。

すでに北九州エリアについては2018年3月31日に期限を迎えており、今後は他の地域でも期限を迎えていきます。

今現在ある土壌汚染については調査後浄化していくことはもちろんのこと、新しく汚染を出さないようにすることも大切ですね!土壌汚染調査を行いたい、土壌が汚れていないか気になる、土地売買の契約前に土壌汚染調査を行っておきたい。そんな時には是非ジオリゾームにご相談ください。

佐伯


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