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畑
つっちー

「畑で昔にものを埋めていたらしくて、心配。」「田んぼで、燃やしていてダイオキシンが気になる。」といったお問合せよくいただきますよね。

さかい

土壌汚染のある土地で作物を栽培したら健康に影響はあるのか、という研究実績は実は限られています。農地土壌汚染防止法にも触れながら、田畑の土壌汚染調査について当社なりの考え方をご説明させて頂きます。

土壌汚染調査の内容と費用、自主調査の土壌汚染調査で用途別に気をつけるポイントを詳しくまとめた無料冊子ができました

イタイイタイ病(カドミウムを原因とする)をきっかけに、農地の土壌汚染を防止する「農地土壌汚染防止法」という法律が制定されました。この法律が対象としている物質は、「カドミウム、銅、砒素」で、土壌汚染対策法とは基準値や基準値の意味合いも異なります。

農用地土壌汚染防止法とは?

農用地土壌汚染防止法の概要

正式名称は「農用地の土壌の汚染防止等に関する法律」で、「目的」は、第一条で示されています。

目的

  • この法律は、農用地の土壌の特定有害物質による汚染の防止及び除去並びにその汚染に係る農用地の利用の合理化を図るために必要な措置を講ずることにより、人の健康をそこなうおそれがある農畜産物が生産され、又は農作物等の生育が阻害されることを防止し、もつて国民の健康の保護及び生活環境の保全に資することを目的とする。


この法律は、お米を対象として対象物質等が定められています。

対象物質

  • カドミウム=====⇒健康(イタイイタイ病)
    生産される米に含まれるカドミウムの量が米1 kgにつき0.4 mgを超えると認められる地域及びそのおそれが著しい地域が指定要件です。
  • 砒素========⇒作物の生育阻害の防止
    作物(米)の生長被害が出る濃度が基準とされています。
  • 銅=========⇒作物の生育阻害の防止
    作物(米)の生長被害が出る濃度が基準とされています。ちなみに、銅は人に必要なミネラルであり、健康被害が生じる金属ではありません。

農用地土壌汚染防止法の仕組み

■都道府県が常時監視等により汚染が発見された地域を農用地土壌汚染対策地域として指定し、対策計画に基づき、客土等の対策を実施します。
■対策地域の指定要件は、「人の健康保護」(カドミウム)と「作物の生育阻害の防止」(銅・ヒ素)の2つの観点で設定されています。
■対策が完了した地域については、対策地域調査により対策の効果を確認し、地域指定が解除されます。

土壌汚染された土地で、作物栽培した場合の健康被害

さかい

上で見て頂いたように、農用地土壌汚染防止法で触れられている物質は、カドミ・砒素・銅のみで、検査の方法や意味合いも土壌汚染対策法とは違います。
では、土壌汚染のある土地での作物栽培はどのように考えたらいいのでしょうか。

土壌汚染対策法で定められている物質は26物質ありますが、それらの土壌汚染等がある土地で作物栽培をした場合に、作物にどのくらい吸収されるのか、という研究はそれほど実は多くありません。

発表されているものを表にまとめました。

物質と作物による吸収

吸収されやすい物質

作 物

被 害 等

カドミウム

腎機能障害、骨軟化症など

ヒ素

根の伸長抑制
(健康被害に関する内容ではありません)

鉛※

ほうれん草、いも類

神経障害

※農業技術研究所発表の研究結果より

さかい

ほうれん草やいも類は、鉛を吸収しやすいという研究結果が発表されていますので、鉛が多く含まれている土地では、栽培は避けて頂ければと思います。
他の物質については、研究があまりなされていないのが現状です。

農作物と土壌粒子の付着

ダイオキシン類での研究結果になりますが、作物に吸収されて作物に蓄積されることよりも、作物に土壌粒子が付着していてその土壌粒子を摂取することの方が影響が大きいという研究結果があります。


※「土壌中のダイオキシン類の農作物への吸収・移行」環境化学分析センター環境化学物質分析研究室より

この細かい土壌粒子は、たわしでゴシゴシ洗っても、取れません。通常の土は特に口にしたとしても何ら問題はありませんので、土壌汚染が心配される土地で作物を栽培されるときのみ、気にかけて頂ければと思います。
こちらの研究結果では、根に近い部分ほど、土壌からの高さ(距離)が低いほど、土壌粒子の付着率が高いという結果が出ています。

 まとめ

  • 多くの物質において農作物への吸収率は高くないが、土粒子の付着(=土壌の摂取)による健康被害のリスクが考えられる。
  • 土壌粒子の付着は、根に近い部分ほど付着率が高い。
    背丈の低い葉物野菜や根菜類は、土壌粒子の付着率が高くなります。
    根菜類は、皮を剥くことで付着率は下がります。

まとめ

このように研究結果も多くはない状況ですが、当社なりの今時点での見解をまとめていきたいと思います。

  • 農用地(作物を栽培される土地)で、土壌汚染を心配されている場合は土壌汚染対策法で定められている物質の調査をお勧めします。
    農用地土壌汚染防止法は意味合いや基準が異なるため。
  • ものを燃やされていたこと等があり、ダイオキシンを気にされる場合はダイオキシン類の調査を。
  • 含有量基準値(土を食べても大丈夫な基準)を超える土壌汚染が確認された場合は、作物の栽培はお勧めはできません。
    洗っても作物には土壌粒子が残りますので、微量等はいえ汚染土壌を口にすることになるため。
  • 溶出量基準値(地下水を飲んでも大丈夫な基準)のみが越えている場合は、栽培する作物に気をつけて頂く必要があるかと思います。しかし、研究事例が少ないので気になる場合は栽培は控えて頂くのがいいかと思います。

あくまで、絶対的なものでなく一つの考えですが、参考にしていただければ幸いです。
当社では、気になるところだけ自分で調査をしたい方向けに、簡易調査キットもご用意しております。

つっちー

なかなか研究事例が少ないですが、少しでもご参考になったでしょうか。ご不明な点など、お気軽にご相談ください

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