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2021年

鉄鋼業における土壌汚染~産業革命時代の負の遺産~


産業の米ともいわれる鋼材。皆さんの身の回りにあると思います。自動車や鉄道、電気機器など鋼材を使わずして成り立っている産業はありません。日本で言えば、たたら製鉄が鉄鋼業の始まりと言われています。ジブリ作品にも出てきますね。個人的に言えば、ジブリ作品ではあの作品が一番好きです。

話はそれてしまいましたが、鉄鋼業では金属の成型や加工などが行われています。この工程の中で、製品を錆びさせないようにする防錆の工程があるのですが、その防錆塗料の中にはを含むものがあるそうです。鉛丹と呼ばれるものが含まれていますと、多量の鉛が含まれています。鉛丹の含まれている廃棄物を埋めてしまったり、直に土の上に置いてしまっていると、土壌汚染を引き起してしまう可能性があります。

鉛は普段の食生活からごく微量ではあるものの、一般的に食べ物から摂取されているものです。(農林水産省:食品中の鉛に関する情報)米や野菜、雑穀、魚介、肉・卵など様々な食品に含まれています。日本で言えば、米を食べることで鉛を摂取しやすい傾向にあるようです。もちろん、食品の安全性を確かめるための分析結果では、毒性が現れるほどの濃度ではなく、排せつによって体外に除去される程度だそうです。

その鉛が体内に残り続けると脳や肝臓に多く蓄積されます。ほかにも各臓器にも蓄積されるようです。鉛中毒を引き起こしてしまうと、嘔吐や腹痛などが起こります。慢性的に毒性が現れるまで摂取し続けてしまうと、肝硬変や脳萎縮等の健康被害を起こしてしまいます。さらに恐ろしいことに、同じ量の鉛を経口摂取した場合、子供は大人の約5倍程、吸収率が高いと言われていますそのため大人では毒性が現れない程度の鉛の量であっても、子供が摂取し続けてしまうと知能指数の低下や神経障害など重大な疾病を招いてしまうことになります。(厚生労働省:鉛の健康影響について)

ほかにも鋼材や金属材料の中には微量ではありますがヒ素を含んでいます。ヒ素は金属の強靭性に係るものらしいです。私も知らなかったです。ヒ素を含む化合物は人体への毒性が強く表れやすいため、猛毒とされている反面、人が生きていくのに必要な微量必須元素とされています。もちろん、微量の限度を超えると、人体には有害です。ヒ素を含む食物ではカキやクルマエビ等の魚介類やヒジキなどの海藻に含まれているそうです。食べないと生きていけないし、食べ過ぎると毒だと言われると難しいですね。

ヒ素による毒性は様々であり、嘔吐や発熱、麻痺、下痢ひどくなると意識の混濁や多臓器不全などがおこります。さらに慢性中毒になると、皮膚がんや肺がん、腎臓がんなど様々な臓器に腫瘍ができるそうです。

ヒ素は自然界にも広く存在し、日本では島根県や宮崎県の鉱山から流れ出たヒ素で周辺住民や従業員に健康被害がでたこともあります。また海外ではバングラディッシュでは生活用水に使用している地下水に高濃度のヒ素が含まれており、健康被害が現れていたケースもあるそうです。

土壌汚染が広がっていると、そこで安心して暮らせることはできません。これから家を建てられる方、土地を購入される方は是非土壌汚染について調査を行ってください。みなさんが安心して生活できる場所を選んでください。また土壌汚染で何か気になること、不安なことがありましたら、ジオリゾームまで御相談下さい。

森上

~~~~~~~~~~~~~~~2021年6月25日追記~~~~~~~~~~~~~

鉄鋼業と切っても切り離せない、燃料(石炭・石油など)についての土壌汚染についてお話します。

石炭や石油(原油)などは産出地により成分が異なり、そのままでは使用できないケースが多く、不純物を取り除きコークスやガソリン・軽油・アスファルトなど有効活用ができるようにする必要があります。

また石炭には様々な有害物質が含まれていることが、知られています。
石炭から不純物を取り除く際には1200℃に熱することで、コークスと呼ばれる炭素の塊になります。
鉄鋼業では欠かせないものです。

ですが、石炭を熱する際に発生するガスには、石炭に含まれる不純物が含まれます。
石炭には多種の有害物質が含まれます。
その中でも土壌汚染対策法に定められている有害物質は
ベンゼン、鉛、カドミウム、水銀、シアン、クロム、セレン、砒素、ふっ素、ほう素などが含まれています。
土壌汚染対策法では第2種特定有害物質に該当する種類はほぼ含まれているそうです。ただし、不純物の種類や濃度は産出地によってかなり違うと言われています。

さらに、ベンゼンや水銀、シアンは熱せられることにより揮発します。
そのため、有害物質を含むガスを排気することはできません。
ガスを冷却し、有害物質を回収した後に、廃棄することが必要です。
有害物質の回収方法も汚泥として回収したり、活性炭などを使用されるケースも多いと聞きます。
汚泥や活性炭の保管や処理が適切に行えていない場合には、土壌汚染を引き起こしてしまうことにつながります。環境に配慮した経営が必要ですね。

土壌汚染調査のことで知りたいこと、困りごとなどありましたら、
どんな些細なことでも構いません。
ジオリゾームにご相談下さい。

森上


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