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2018年

染物工場跡地の土壌汚染について~意外と身近な土壌汚染~


こんにちは!
今日は染物工場における土壌汚染についてお話いたします。

染物と言えば、日本各地で行われている工芸でもあり、工業でもあります。
僕の地元、倉敷市児島ではジーンズの染色などが有名です。
*厳密には染物と染色は意味が異なるそうです。初めて知りました(笑)。今回は同一のものとさせて下さい(汗”)。

さて、そんな染物ですが、古来のものであれば、藍や茜、紅花など天然染料が使われていたようですが、現在では化学染料、合成染料がほとんどだと言われています。

染料の合成技術の進歩により、要望のある染料については、ほぼどんな色でも合成できることができるようです。すごいですね。

ですが、注意してください。染物工場では数多くの薬品が取り扱われています。
酸やアルカリ、金属塩媒染剤、次亜塩素酸、過酸化水素、有機溶剤などがあげられます。使用方法を間違えると重症につながるものが沢山あります。

その中で、土壌汚染になりうるものとして挙げられるものは金属塩媒染剤や有機溶剤にあたります。もちろん金属塩媒染剤や有機溶剤のすべてが当てはまるわけではありません。

<関連>特定有害物質(土壌汚染物質)の種類と基準値

金属塩媒染剤のクロム媒染剤有機溶剤であれば、パークロロエチレン(テトラクロロエチレン)、トリクロロエチレン、ジクロロメタン等の使用がある場合、土壌汚染の原因となりえます。他にもふっ素やヒ素、ほう素、鉛なども染物や染色で懸念される特定有害物質となります。

もちろんすべての染物工場が特定有害物質を使用しているわけではありません。
以前お問い合わせのいただいた際に工場で使用されている薬品の安全データシートを拝見させていただいた際には、特定有害物質は一切含まれていないことがありました。ただし、特定有害物質以外にも酸やアルカリ、次亜塩素酸など十分危険なものは、置いてあります。

特定有害物質とは危険性の分類が違いますが、毒物、劇物とされる薬品は数多くありました。もちろん工場内では厳重に保管、管理されているものです。

話がそれてしまいましたが、染物工場での土壌汚染調査については、

・第1種特定有害物質(揮発性有機化合物
・第2種特定有害物質(重金属類)

が対象となるケースがほとんどです。

工場を廃止しなければならない時に、行政から調査命令が下ることもあります。
行政へ届出を出す前に、自主的に土壌汚染があるのかないのかだけでも調査をすることをお勧めいたします。

どの程度の費用が必要なのかなど気になる部分がありましたら、お気軽にジオリゾームまでお問い合わせください。ジオリゾームでは、土壌汚染調査専門のスタッフが対応いたします。お待ちしております!

森上

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