土地の売買と土壌汚染~動かなくなってしまった土地~ | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

お問い合わせ

資料請求


資料


mail


電話

土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

東京

03-5606-4470

大阪

06-6381-4000

草のイラスト

スタッフブログ

2019年

土地売買と土壌汚染~動かなくなってしまった土地問題~


汚染

土地の価値と土壌汚染は切っても切り離せない関係です。汚染があると判明した土地については買い手がつきにくく、周辺の土地に比べ売りにくくなるのが常であると思います。工場や倉庫等として利用されるようであれば、汚染された敷地に滞在することは少ないでしょうし、汚染土壌に触れてしまったり、地下水を飲用に使うこともないでしょう。

売地

また土壌汚染があるということで、土地の活用が無くなり土地が動かなくなってしまったケースも良くあります

少し古い話ですが、2014年に北海道室蘭が所有していた約3万m2程の敷地を売却しようとし、イオン北海道が名乗りをあげたそうです。売却価格は5.7億と言われていたようですが、土壌汚染調査を実施した結果、基準値を超えるふっ素が見つかったそうです。対策費用としておおよそ1.5億と算出されました。実際には売却価格から対策費用費を値引きした金額でイオンが購入したようですが、2019年になってもいまだに土地に動きがなく空き地状態となっているそうです。(出典:北海道新聞https://www.hokkaido-np.co.jp/article/261968)

この室蘭の敷地はイオンが購入する以前には、中学校があったとされており、更にそれ以前には新日鉄室蘭の所有となっていたそうです。そして操業中には鋼鉄スラグなどを地中に埋めて処理していたということです。この中学校の跡地だけではなく、この近辺の公園からも基準値を超えるヒ素や鉛、水銀などが検出された模様です。

新日鉄が操業していた当時は、廃棄物処理法などの法基準は定められておらず、数多くの多種多様な企業が埋め立てなどによる処理方法を行っていたのではないかと思いますが、埋め立てたモノの資料などはなく、どこに・何の土壌汚染が潜んでいるのか解明がされていないことが現状となっています。逆に言えば、どんな土地であっても土壌汚染が存在する可能性があると言えます。

土壌に触れることがないから大丈夫、地下水を飲むことなんてないから健康被害は起こり得ない・・・と言ってしまえばそうかもしれませんが、子供はなんでも口に含んでしまうことがありますし、身体が小さい分、有害物質を体内に取り込んでしまったら、悪影響というのは大人より早く出てきます。現状では問題ないからと目をつむってしまえば、今の子供たちの将来に影響が出てしまいます。

土壌汚染というのは目に見えないものだからこそ、しっかりと対策をしなければなりません。操業中の工場でも土壌汚染について対処や措置ができる場合があります。土壌汚染を未然に防ぎ、汚染が広がらないように対処することで、安心安全な地域・まちづくりをしていきませんか。

土壌汚染について知りたい方、ご興味がある方は是非ジオリゾームに御相談下さい。

森上

■□関連□■
土壌汚染調査専門のジオリゾームの土地売買ソリューション
土壌汚染調査の費用について

都心部と地方の土壌汚染対策状況(2016年7月7日)

土

みなさんこんにちは!今日はとても暑かったですね!
これだけ暑いと外の作業をしていると頭がぼーっとしてきます。

さて今回は土壌汚染調査の結果、土壌汚染が判明した場合都心部と地方ではどのような差があるかお話しします。

土壌汚染調査の契機として土地の売買時に調査をすることが多いです。

調査の結果土壌汚染が判明したとしても、都心部の場合はその土壌汚染対策をした上の土地の売買をしても売り主、買主双方にメリットがあることが多くあるのですが、地方になると土地の価格が都心部と比べると安く、また対策費用については都心部と同等の費用がかかることから土地の価格よりも対策費用のほうが高くなることも多く、売買自身がなくなってしまうことがあります。

その結果、土壌汚染のある土地放置されるようなことが多くあるのです。

土壌汚染を引き起こすような有害物質をこれから使うようなところは将来を見据えて、土壌汚染を引き起こさないように管理を行うことが大切です。

また、昔からそういった有害物質を使っていてすでに土壌汚染があるかもしれないというような所でも、さらなる土壌汚染を引きおこさないために管理をすることは有効です。

土壌汚染に関しての質問はジオリゾームまで!

佐伯

■□関連□■
土壌汚染物質(特定有害物質)の種類は?基準値は?
土壌汚染調査の費用について

汚染された土地の活用法(2016年3月23日)

こんにちは。
皆さんはブラウンフィールドという言葉をご存知でしょうか。

空き地

ブラウンフィールドとは土壌汚染によって土地が塩漬け(何も利用されなくなる)になってしまうことです。
土壌汚染を対策(浄化)を行うには多額の費用がかかるので、汚染された土壌(土地)をそのまま放置されてしまう場合があります。

近年では、ブラウンフィールドが問題視され、再開発や再利用される動きがあります。
アメリカでは汚染された土壌をきれいにするための対策費ときれいにされた土地の価値を見出し、大型施設や発電所に活用するなどいろいろな活用法をされるようになってきました。

日本ではまだまだそのような動きは少ないように思いますが、いずれはブラウンフィールドの活用法が見出されるようになるのではないかと思います。

土壌汚染が気になる、もっと詳しく話を聞きたい、そんな時にはぜひジオリゾームにご相談ください。
どんなことでもお気軽に、お問い合わせください!

MY

■□関連□■
土壌汚染調査専門のジオリゾームの土地売買ソリューション


お問い合わせバナー

*業務時間外は、直接担当者に繋がります。

お困りごとなど、お気軽にご相談ください。
スタッフ写真

コメントを残す

メールアドレスは公開されません

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください