土壌の油汚染調査法~油臭判定と油膜判定 油汚染対策ガイドライン~ | 土壌汚染調査の株式会社ジオリゾーム

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2020年

油による汚染にはスノム


皆様こんにちは。

今回はスノムという商品をご紹介させていただきます。スノムは油吸着材、油処理剤として効果的なバイオ新素材です。

生分解性油吸着材スノムのホームページはこちら

機械工場や、自動車整備工場給油施設など、工業を営んでいるとを使う機械が多いものです。
そこで気になるのが、油による土壌汚染。油をこぼしてしまい、そのままにしていませんか?

こぼした油が土壌に浸透し、油汚染を引き起こしているかもしれません。
前の記事でも書かれているように油は現在定められている土壌汚染対策法の26物質には含まれません。しかし臭いがきつく、雨にぬれると土から油がにじみ出てくるような土壌は皆さん嫌ですよね。

油漏洩はどのようなときに起こっているのでしょうか。油漏洩のケースを3つご紹介いたします。

Case1 工場などでの油漏えい:クラックからの浸透

製品の加工工程で油を使うところや、給油を行う施設などでなどで油が漏えいした時、コンクリートやアスファルトにクラック(ひび割れ)が入っていた場合、土が露出していた場合には、そこから油が浸透し、土壌を油で汚染することがあります。 一概に言えませんが、操業年数が長い程クラックが入っている可能性が高く、油汚染が生じている可能性も高くなります。

Case2 給油施設の配管からの油漏れ

ガソリンスタンドや、自動車整備工場、運送会社などに設置されている給油施設。この配管から、油が漏れだして、土壌を汚染する可能性があります。特に地下にタンクを設置している場合には、タンクと配管のつなぎ目や、老朽化した配管のひび等から油が漏れ、土壌を汚染する可能性があります。こちらについても一概には言えませんが、操業年数が長いほど、油汚染が生じている可能性が高くなります
  また、こういった施設の汚染状態を調査する場合には、地表だけでなく、タンクより下の土壌も調査することが望ましいです。

Case3 交通事故や大規模な災害時など

 自動車による交通事故や、石油類を輸送していたタンクローリー等の横転時、地震や津波による大規模な災害での給油施設の損傷時など、予期しない場合にも、大量の油が流出する可能性があります。これらのケースでは、通常よりも大量な油が流出し、場所にもよりますが、河川や海、田畑まで汚染する可能性もあります。よって、迅速な対処が求められます。流出拡大を防止するには、スノムチューブやスノムマットなどがオススメです。

この3つのケースのように油を取り扱う際には油漏洩のリスクというものがあります。油をこぼしてしまったとき、油の吸着・処理剤であるスノムがあると非常に便利です。

下記URLにて商品のご紹介をしております。是非一度ご覧くださいませ。

生分解性油吸着材スノムのHP

油汚染に関するお問い合わせや土壌汚染のお問い合わせは下記URLまでお願いいたします。
お気軽にご相談くださいませ

竹田

土壌の油汚染調査法~油臭判定と油膜判定 油汚染対策ガイドライン~(2019年9月9日)

今日は8月お盆に続き、9月に入ってからの台風でした。いろいろと電車が止まったり、大変でした。皆さんは無事に過ごされていますでしょうか。

さて今日は、油汚染についてお話いたします。土壌汚染調査のお問合せをいただく中に、油汚染についてご相談をいただくことがあります。厳密にいえば、油(=油類)は土壌汚染とは異なるものとされています。土壌汚染の有無を判断するのには、土壌汚染対策法で定められている26項目の特定有害物が、国の定めた基準を超過しているか、基準を満たしているかによって判断します。

しかし、特定有害物質の26項目の中には油は含まれていません。土壌汚染対策法の基準というのは人への健康被害が起こり得るのかどうか、という面を見ているためです。

それではどのようにして、土壌の油汚染というのを規制しているのでしょうか。答えは、臭いや油膜など、人が生活するうえで嫌悪感を感じるかどうか、といったことになります。

特定有害物質にはそれぞれ土壌に含まれる濃度によって、基準が定められていますが、油には定められていないのが現状です。あくまで油汚染にはこういうアプローチで調査をしてください。という油汚染対策ガイドラインというものだけです。

それはなぜか。油には様々な種類があります、大きく分けてしまうと普段料理で使う食用油、サラダ油やオリーブオイルなどの植物油、機械などの作業に使用されたり燃料となる油などの鉱物油の2パターンでしょうか。他にも重油や軽油など炭素鎖で分けることもありますが・・・。

このような油類を土壌汚染として決められないのには、健康被害の起こり得るもの、起こり得ないもの、臭いのあるもの、ないものなど種類があり、一概に土壌中の濃度によって決められないというのが理由ですかね。(もちろん食用油であれ、摂取しすぎると健康被害は起こり得ますけどね。)

そのなかで、油汚染調査を行う中で、土を採取し臭いを嗅いでみる(油臭判定ことや水を入れた容器に土を入れ、油がしみだしてくるか(油膜判定を調査します。この油臭判定と油膜判定で油汚染の有無を調べます。

油臭は段階的に、
0:無臭、
1:やっと感知できるにおい、(検知閾値濃度)
2:なんのにおいであるかがわかる弱いにおい(認知閾値濃度)
3:楽に感知できるにおい
4:強いにおい
5:強烈なにおい
と分類されます。

油膜は段階的に、
0:なし
1:ごく小さな油膜のようなものが浮く
2:油膜有り
3:干渉模様や色が確認できる
4:油層、油の塊が確認できる
と分類しています。

*上記の段階的な表現はジオリゾームでの調査の場合ですので、より細かくされている場合もあるかもしれません。

この段階表記のなかで2以上の場合は、油汚染が認められるという結論としています。
油臭も油膜も1の場合は何か感知できなかったり、細かく軽い砂などと判別がつかない場合があるからです。

いかがでしたでしょうか。
あくまで調査の概要についてお話させていただきました、
次回はより詳しく、油汚染についてお話させていただきます。

油汚染調査、土壌汚染調査のことで気になる点、もっと知りたい点などありましたら
是非ジオリゾームにご相談下さい。

森上

■□関連ページ□■
土壌汚染物質 一覧
調査契機 ガソリンスタンド売却
事例紹介 ガソリンスタンド跡地

油汚染調査を行う理由(2016年6月24日)

みなさんこんにちは。最近になって雨がよく降るようになり梅雨らしさを実感しています。
さて土壌汚染調査の中に油分調査というのもがあります。

一口に油といっても植物性の油もあれば鉱物系の油もあります。この時調査の対象になるのは鉱物油の方になります。

油は土壌汚染対策法で定められている25項目の中には入っていません。

ではなぜ調査をするのかといった時に、一つは鉱物油からできている燃料などには第一種特定有害物質のベンゼンが含まれているからです。もう一つは油分の含まれている土は汚染土として扱われ、処分する際に莫大な費用が掛かってしまうからです。

■□関連□■
土壌汚染物質(特定有害物質)の種類は?基準値は?

油汚染について気になることがありましたら是非ジオリゾームにお問い合わせください。

MY

油汚染対策にはエコな油吸着材スノム!(2016年4月1日)

みなさんこんにちは。
本日は油吸着材スノムをご紹介したいと思います。

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スノムの特徴は2つあります。
1つ目にスノムは生分解性油吸着材であるということ。

旧来の木屑・おがくずよりも多気質で多孔質な落花生の殻が主材料で、そこに油を好んで食べる自然由来のバクテリアを添加、その力で油を水と炭酸ガスに分解します。
油を分解しているので、分解後は一般ゴミや堆肥として処分することができます。

2つ目にスノムは水を吸わない吸着剤であるということ。
特殊な撥水加工により、余計な水分を吸わず油分を吸着、湿気などを抱え込まないので吸着材自体の吸着率も上がります。
水に浮く特性から、オイルトラップや側溝、河川、ため池等用途も広いのです。

エコなスノムで油汚染対策をしてみてはいかがでしょうか!
どんなことでもお気軽に、お問い合わせください

KS

■□関連□■
油吸着材から油汚染調査・浄化まで。油の問題をトータルに解決するスノムについて
 


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