土地評価を実施するにあたり、土壌汚染調査を実施していますが、そもそも何に対してのリスクを調査していると思いますか。
土壌汚染のリスクは、地下水に溶け出すリスクを溶出量試験で、ほこりなどから直接接種するリスクを含有量試験で数値化し評価しています。
しかし、都会では水道水で生活し、アスファルトやコンクリートで覆われているため直接の地下水や土を接種する機会は少ないと思います。
土壌汚染というとすごくイメージが悪いと思いますが、よほど高濃度なもの以外たちまち影響を与える問題ではないです。
考え方は色々あると思いますが、土壌汚染のことでわからないとこがあればジオリゾームへお気軽にお尋ねくださいね。
森上
~~~~~2026年1月15日追記~~~~~~
土壌汚染における「溶出量基準」と「含有量基準」の違いとは?
皆様、お元氣様です。株式会社ジオリゾームの瀬戸と申します。先日のブログに補足で追記いたします。
「土壌汚染」と聞くと、少し難しそうなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。特に「溶出量基準」「含有量基準」という言葉は、初めて聞くと違いが分かりにくいもので、調査をご依頼いただいたお客様からよくお問合せいただきます。
この記事では、専門知識がなくても理解できるように、この2つの違いをわかりやすく解説します。
溶出量基準とは?(水に溶け出す量を見る)
溶出量基準とは、土の中の有害物質が水に溶け出したとき、どれくらいの量になるかを見る基準です。雨が降ったり、地下に水が流れたりすると、土の中の物質が水に溶け出すことがあります。
もしその水が地下水となり、飲み水として使われた場合、人の健康に影響が出る可能性があります。そこで、「土を水と混ぜたときに、有害物質がどれくらい水に出てくるか」を調べるのが溶出量基準です。
~ポイント~
・水を通して体に入る影響を見る
・主に飲み水の安全性を考えた基準
含有量基準とは?(土そのものに含まれる量を見る)
含有量基準は、土そのものに有害物質がどれくらい含まれているかを見る基準です。たとえば、子どもが土を触った手を口に入れてしまったり、工事中に土ぼこりを吸い込んだりすることがあります。
そうした土と直接触れることでの影響を考えるのが含有量基準です。土を強い薬品で処理し、中に含まれている有害物質をほぼすべて取り出して測定します。
~ポイント~
・土に直接触れるリスクを見る
・子どもや作業者の健康を想定
2つの基準の違いを簡単に比べると
| 比べるポイント | 溶出量基準 | 含有量基準 |
|---|---|---|
| 何を見る? | 水に溶け出す量 | 土に含まれる量 |
| 主な影響 | 飲み水 | 直接触れること |
| イメージ | 「水を通した危険性」 | 「土そのものの危険性」 |
実際は「両方とも重要」になります。特に、不動産売買の土地評価においては両方を行うことを推奨しております。
溶出量基準が超過している場合は地下水汚染のリスクがあるためボーリング調査を行い地下水の分析を行います。地下水でも同じく超過があった際は土の入れ替えや地下水の封じ込めなどが対策として必要になります。また、溶出量基準は問題なくても、含有量基準を超えていると、土に直接触れる際のリスクがあるため土を入れ替える・覆うなどの対策が必要になることもあります。
土地の用途にもよりますが、不動産売買においては溶出量基準と含有量基準の両方で分析を行い、基準超過が無くて初めて土壌汚染なしと評価することが適切となります。不明点などあればいつでもお問い合わせください。。
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