窯業からも見つかる土壌汚染~ガラス製造業で注意が必要な土壌汚染調査~


東京でもよく見ることのできる町工場。みなさんの街にもあるのではないでしょうか。今回はその町工場の中でも窯業と呼ばれる業種についてお話いたします。

窯業とはガラスやレンガなど土器の焼き物やセラミック等の製造を行っている業種です。高温で熱する工程があるので、窯業(ようぎょう)といわれています。ではガラスやレンガに土壌汚染を引き起こすような汚染物質が含まれているのかということになりますが、主に見つかりやすい汚染物質としては重金属類です。

そのなかでも六価クロムによる汚染が多い傾向にあります。窯業の原料にクロム酸が使用されている場合、六価クロムによる汚染が見つかります。そのほかには、ふっ素や鉛などが見られやすい傾向にあります。ホウ素による汚染も見つかりやすいのですが、ホウ素については取り扱いの有無で大きく変わります。

ガラス製品の中でもホウケイ酸ガラスを製造している場所はホウ素を使用しているので、土壌汚染に関しては注意が必要です。ホウケイ酸ガラスは実験用のガラス器具なんかによく使われている素材で、熱に強く、熱による膨張も少ないガラスといわれています。実験を行う際には必要不可欠ですね。

またガラス製品の中でも工芸品などを取り扱っている場所では、セレンによる土壌汚染が見つかることがあります。セレンは硝子繊維の着色材や色を落とすための材料に含まれています。

六価クロムは非常に強い酸化力を持つため、粉末を吸引したり六価クロムに汚染された地下水を摂取してしまうことで、発がん性を伴うことがあります。長期間摂取し続けることで、肝臓障害、大腸がん等にもなるようです。

ホウ素は基本的には人体には無害な体系で存在しており、食塩と同等程度に、摂取し続けることで健康被害を起こしやすい物質であるとされています。よく殺虫剤にも含まれていて、昆虫には強い毒性を示します。有害な体系で存在している場合(ボランやガス状の化合物の状態)では強い毒性を見せることがあるそうで、健康被害は内臓疾患や皮膚障害などです。このように、体系によって健康被害の症状は多岐にわたります。

セレンについては微量であれば、人体の必須元素とされています。が、必要以上に摂取し続けると毒性が現れます。皮膚障害や腎不全や心筋梗塞などの内臓疾患、うつ症状や焦燥感などの神経障害にまで関わってくると言われています。

土壌汚染からくる健康被害の中には神経障害などもあります。長期間摂取し続けることがいかに恐ろしいかですね。このほかにも特定有害物質を使用している業種はたくさんあります。

過去に工場として使われていた、土壌汚染が気になるがどうすればよいのかわからない、そんな時には是非ジオリゾームにご相談ください。

森上

 


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