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2020年

窯業からも見つかる土壌汚染~ガラス製造業で注意が必要な土壌汚染調査~


東京でもよく見ることのできる町工場。みなさんの街にもあるのではないでしょうか。今回はその町工場の中でも窯業と呼ばれる業種についてお話いたします。

窯業とはガラスやレンガなど土器の焼き物やセラミック等の製造を行っている業種です。高温で熱する工程があるので、窯業(ようぎょう)といわれています。ではガラスやレンガに土壌汚染を引き起こすような汚染物質が含まれているのかということになりますが、主に見つかりやすい汚染物質としては重金属類です。

■□関連□■土壌汚染物質(特定有害物質)とは?その種類と基準値

そのなかでも六価クロムによる汚染が多い傾向にあります。窯業の原料にクロム酸が使用されている場合、六価クロムによる汚染が見つかります。そのほかには、ふっ素や鉛などが見られやすい傾向にあります。ホウ素による汚染も見つかりやすいのですが、ホウ素については取り扱いの有無で大きく変わります。

ガラス製品の中でもホウケイ酸ガラスを製造している場所はホウ素を使用しているので、土壌汚染に関しては注意が必要です。ホウケイ酸ガラスは実験用のガラス器具なんかによく使われている素材で、熱に強く、熱による膨張も少ないガラスといわれています。実験を行う際には必要不可欠ですね。

またガラス製品の中でも工芸品などを取り扱っている場所では、セレンによる土壌汚染が見つかることがあります。セレンは硝子繊維の着色材や色を落とすための材料に含まれています。

六価クロムは非常に強い酸化力を持つため、粉末を吸引したり六価クロムに汚染された地下水を摂取してしまうことで、発がん性を伴うことがあります。長期間摂取し続けることで、肝臓障害、大腸がん等にもなるようです。

ホウ素は基本的には人体には無害な体系で存在しており、食塩と同等程度に、摂取し続けることで健康被害を起こしやすい物質であるとされています。よく殺虫剤にも含まれていて、昆虫には強い毒性を示します。有害な体系で存在している場合(ボランやガス状の化合物の状態)では強い毒性を見せることがあるそうで、健康被害は内臓疾患や皮膚障害などです。このように、体系によって健康被害の症状は多岐にわたります。

セレンについては微量であれば、人体の必須元素とされています。が、必要以上に摂取し続けると毒性が現れます。皮膚障害や腎不全や心筋梗塞などの内臓疾患、うつ症状や焦燥感などの神経障害にまで関わってくると言われています。

土壌汚染からくる健康被害の中には神経障害などもあります。長期間摂取し続けることがいかに恐ろしいかですね。このほかにも特定有害物質を使用している業種はたくさんあります。

過去に工場として使われていた、土壌汚染が気になるがどうすればよいのかわからない、そんな時には是非ジオリゾームにご相談ください。

森上

■□関連□■
土壌汚染物質(特定有害物質)とは?その種類と基準値
土壌汚染調査の流れ

2020/5/14日追記

ガラスを製造するときには、ガラスの主体となるものや、着色の為であったり、加工をしやすくする為に特定有害物質と呼ばれる人体へ悪影響を及ぼす可能性のあるものが使われています。

しかし、製品に使用されているからといって、人体へ悪影響を及ぼすことはありません。例えばコップに水を入れておいたからと言って、その水に有害物質が溶け出すということはありません。

あくまで製造工程において、原料を吸い込んでしまい健康被害を引き起こしてしまう可能性や、漏れだしてしまい土壌汚染を引き起こしてしまう可能性があるということです。
ご承知おきください。

さて、今回はガラスに含まれる有害物質がどのような場合に使用されるのかをご説明いたします。

・六価クロム
 六価クロムは緑色に着色する際に使用されるケースがあります。実際には若草色に近いので、
 鮮やかに発色する場合には銅を混ぜるようです。

・ふっ素
 ふっ素については、ガラスの加工をしやすくする為や、
 原料を溶融させやすくするために使用されます。
 高校の化学の授業で習うように、フッ化水素は非常に危険なもので、
 ガラスを侵食してしまう性質があります。
 逆に言えば、ガラスをリサイクルするときには、どろどろに溶かしてしまい、
 再度製品としてよみがえらせることができるわけですね。

・鉛
 鉛については、クリスタル・ガラスを作るときの原料とされています。
 ガラスの原料に酸化鉛を加えることで、透明度や光の屈折率があがり、
 高級感のあるガラスが仕上がるそうです。
 バカラの高級クリスタルガラスは酸化鉛が30%以上含まれていることが条件だったようです。
 しかし、昨今鉛は健康被害を引き起こす物質として様々な業界で代替品を用いるようになってます。

・ホウ素
 ホウ素は硬質ガラスを作るときの原料とされています。
 これは上記のブログにも書いていますが、ホウケイ酸ガラスと言われます。
 ホウ素はケイ素よりも粒子が細かい為、ガラス製品となった時に、
 密度が高く頑丈になるそうです。

・セレン、カドミウム
 セレンやカドミウムは着色の材料として使用されます。
 硫化カドミ(黄色)にセレン化カドミウムを混ぜていくことで
 オレンジ色~赤色となっていくようです。
 

土壌汚染調査を行う際には、ガラス工場と言っても、どのようなガラスを作っているのかということで
調査対象物質を検討しなければなりません。もちろんすべてを行うことで安全を見ることは可能ですが、コストを下げたいと考えるもの人の性ですね。

ジオリゾームではご相談いただいた際に、どのような形で土壌汚染調査を要望されるのかをしっかりと把握し、お客様に適した提案をしております。

土壌汚染調査で気になることわからないことがありましたら、
是非ジオリゾームにご相談下さい。

森上

 


1 個のコメント

    • カトウカナエ on 2020年1月31日 at 10:49 AM
    • 返信

    ホウ素が含まれているホウケイ酸硝子を使った水筒は、中身にホウ素が溶けて有害になりますか?

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