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特定有害物質の鉛ってよく聞く物質ですが意外と怖い物質です。


今回は、数多ある特定有害物質から、土壌汚染調査で基準値を上回ることが多い「鉛」について紹介したいと思います。

現在、日本で鉛は生産・輸入で年間25万tほどが供給され、そのほとんど(およそ9割)が蓄電池(バッテリー)に使われています

しかし、鉛は利便性が高く、古くから様々な用途で用いられました。例えば、過去において鉛は白色の顔料としても古代ギリシャ時代から近代の油絵まで利用されてきました鉛白(フレークホワイトまたはシルバーホワイト)と呼ばれ、暖かな白色とその密度、完全ともいえる不透明度、長期間の持続性etcという性質を持ち、画家たちにはとても魅力的な絵の具であり、レンブラントやフェルメールの作品にも多く用いられました。それ故に画家の中には鉛中毒(画家疝痛と呼ばれた)になる人も多かったようです。『着衣のマハ』等で有名なゴヤは、鉛中毒による神経症で苦しんだ一人といわれています。

 

また、この鉛白という顔料は、その白の発色性の高さから美白化粧品として用いられていた時代もあります。より白い肌が美しさのバロメーターとなっていた時代では高い需要がありました。勿論、人体に有毒な鉛を直接肌に塗りつけることであり、使用し続けた多くの人々が鉛中毒によって苦しい思いをしたはずです。今の目線から見ると背筋がゾッとしますね。

 

ほかにも、酸っぱくなったワインを甘くするために醸造過程で甘味料として鉛の化合物が使われることがありました音楽家ベートーベンは、ワインが大好物で鉛も一緒に摂取し続けていたため鉛中毒で亡くなったという説があります。その証拠として彼の遺髪からは大量の鉛が検出されたとのことです。

 

 

 

 

 

日本では昔、水道配管が鉛で出来ており、それが原因で鉛中毒になった人もいました。このように過去から現在まで人の生活と密接にかかわっている鉛にはどのような毒性があるのでしょうか。

急性毒性としては胃腸障害、腎臓障害および神経障害(頭痛、興奮状態、不眠、筋肉の痙攣など)で重度になれば脳疾患が悪化して死亡します慢性一般毒性としては上記の神経障害に加え、疲労感、うつ状態、集中力低下、記憶力低下の中枢神経障害、手足の脱力感などの抹消神経障害が見られます子供では学習能力の低下、聴覚障害、行動異常なども引き起こします。

「鉛」という名前は聞きなれている方が多いためこのような毒性が羅列されるのは意外だった方も多いかもしれません。しかし、実際には鉛の毒性はかなり強いものとなっています。現在でも鉛は様々な場所で使われています。身近にあるものほど大丈夫だろうと思いがちですが、有害物質という認識を持って取り扱いをしてください。土壌汚染調査のことならジオリゾームまでお問合せください。

佐伯

関連ページ:
第2種,第3種特定有害物質の詳細 鉛及びその化合物
土壌汚染物質の用途


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